日本ハム大谷翔平投手(22)が、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)モードのオフに突入した。16日、2軍施設の千葉・鎌ケ谷で練習を再開。来年3月の本大会へ向け、状態のピークについて「ベストはWBC。いったん仕上げる」と先を見据えた。

 滑りやすいとされるWBC球対策を、日本が連覇した09年の主力だったレンジャーズ・ダルビッシュに指南を仰ぐ考えも明かした。昨年に続き、今オフも合同トレを行う予定があり「聞けることがあれば聞いた方がいい。経験されているので。(普段も)丁寧に答えていただけるので、ありがたいです」と、一緒にトレーニングする機会を実りの多いものにする。

 今月13日まで行われていた侍ジャパンの強化試合には、野手として参戦。本格的な投球練習は行っていない。WBC球について「握った感じ、大きい」と、慣れているNPB球とは違いも感じており、今オフはキャッチボールでもWBC球を使い続ける方針。2ダース24球は支給されているというが「足りなくなったら自分で買います」。12月の米ハワイへの優勝旅行でもトレーニングを継続し、本番への下地を築く。【本間翼】