セ、パ両リーグの今季のベストナインが25日、発表された。最多受賞はオリックス糸井の5度目で、巨人村田は4度目、ヤクルト山田、巨人坂本は3度目の選出となった。最優秀新人、最優秀選手(MVP)は、28日のNPBアワーズで発表される。

 ヤクルト山田が、「打倒菊池」を胸に刻んだ。25日、セ・リーグのベストナインが発表され、二塁の部門で3年連続3度目の受賞を果たした。「非常に光栄なこと。続けて取ることは難しい。ベストなんでね」と喜ぶ一方で、「来年は守備力をアップさせて、ゴールデングラブ賞とダブルで取れたらいいですね」と、意欲を燃やした。

 ベストナインを争った2位の広島菊池とは、わずか40票差(山田154票、菊池114票)だった。セ・リーグの各部門の中で、最も切迫した数字。逆にゴールデングラブ賞では、菊池に4年連続4度目の受賞を許す形となっている。山田は「取ったことのない賞だし、守備は去年から意識して取り組んでいる。1年間、故障のない体で戦って、何とか取りたい」と、言葉に力を込めた。