「NPBアワーズ2016」の表彰式が28日、都内で行われた。

 今季限りで現役を引退した広島の黒田が功労賞を受賞した。日米通算200勝を達成するなど、チームの25年ぶり優勝に貢献。チーム内外に与えた影響は計り知れず、その功績がたたえられ表彰を受けた。

 広島勢が何度も壇上に上がる光景に「顔ぶれを見ると、優勝して表彰されてすごく充実した1年だったんだなとあらためて感じます」と喜びをかみしめた。MVPの新井には、受賞時にガッツポーズを指示するも不発に。最後は「去年一緒に帰ってきて最初に食事したときには、2年後こういう賞をもらえるとは正直思っていなかった。そう考えると、彼の努力が結果として出て、僕自身もうれしい」と素直に喜んだ。

 壇上では復帰後2年を振り返り「素晴らしい選手と対戦させてもらいました。来年WBCもありますし、みんなで力を合わせて日本野球の素晴らしさを世界に伝えて欲しい」と後輩たちに世界一を託した。