広島の新人6選手が8日、多くの報道陣が見守る中での始動にも、ドラフト1位の加藤拓也投手(22=慶大)はマイペースを崩さなかった。

 新人合同自主トレを行った。寮に隣接された大野練習場でランニングやキャッチボールなどで汗を流し「(練習の)入りからシャッター音が鳴って慣れていない中でしたけど、自分のペースでやれたかなと思います」と冷静に振り返った。

 1月は試験期間で2月始動だった大学時代と比べれば、約1カ月始動が早い。「まだ投球するところまで肩ができていない。技術は投球でしかうまくならない。タイミングが来たら投げたい」。9日以降も合同自主トレで状態を上げながら、中旬頃のブルペン入りを見込む。2月1日の春季キャンプ初日まで、焦らず準備を整えていく。