阪神高山は13日、増量計画が順調に進んでいることを明かした。「結構、体重は増えたと思いますよ」。公称86キロの体重は、90キロ超まで到達したもようだ。今オフ、若手選手たちは「バーベルスクワット」の数値アップを義務付けられている。体重の2倍以上のウエートを目安とし、8回以上のスクワットがノルマとみられる。高山は当初の体重をベースに計算すれば、12月下旬の時点で早くもクリア。権田トレーナーは「今の体重の2倍と考えても、ギリギリで到達していると思います。すべてが順調です」と目を丸くする。

 この日は鳴尾浜の室内練習場でマシン打撃を行った。見守った掛布2軍監督は「下半身が大きくなってね。スイングスピードも上がっている気がする。楽しみ」と納得顔だ。オフに入る前、金本監督は「野手も投手も、多少は体脂肪が増えてもいいから体重を増やせ」と指令していたという。2年目の進化発揮へ、指揮官の想定以上のペースで肉体改造を進める。