阪神ドラフト1位の大山悠輔内野手(22=白鴎大)が14日、兵庫・西宮市内の甲子園室内練習場で行われた新人合同自主トレに参加し、感触を確かめながらマシン打撃に取り組んだ。

 強振せずに迫り来る白球を的確にミート。強引に引っ張り込まず、タイミングを合わせた。「今日は前から来る球に慣れることを意識しました。タイミング、インパクトの角度など、大まかな部分を意識して練習しました」と説明。プロ入り後から、初めてマシン打撃でもマスコットバットを用いて練習する。すべてはプロで慣れるための試行錯誤だという。「重いバットはしっかり下半身、体幹、すべての力を使わないと強く振れない。自分に合った重さを使っていく中で見つけていきたい」と話した。

 前日13日には掛布2軍監督のチェックを受け「右の大砲と言われるようなバッター。中心を打てるバッターになっていく可能性を非常に感じる」と言わしめていた。この日はスイングの軌道も入念に確認。大山は「バットを内側から出すイメージで振っている。右中間方向にも打球が飛ぶのは、いいこと」とうなずいていた。