「サニブラウンに勝った男」こと佐野日大(栃木)五十幡亮汰外野手(3年)が31日、東京・八王子市内にある東都大学リーグの中大野球部合宿所に入寮した。

 「持ち味は足なのでそこを生かせないとチームの役に立てない。まずは足でアピールしたいです」と意欲を見せた。五十幡は中学3年の13年全日本中学校陸上競技選手権大会でサニブラウン・ハキーム(17)を退けて100メートルと、200メートルで2冠を達成。高校から野球一本に絞った。

 「今はまだ『サニブラウンに勝った男』として、陸上の五十幡として取り上げてもらうことが多いですが、今後は『野球の五十幡』として知ってもらえるよう、4年間しっかり体を作ってプロへ行きたいです」と決意を語った。