左肩手術からの復帰を目指しているソフトバンク育成の川原弘之投手(25)が2日、4カ月ぶりにブルペン投球を行った。

 わずか21球。まだ全力には遠いが支配下復帰への1歩を進んだ。「最初にしてはよかった。昨年10月に100球投げられるところまでいって、次は試合にというところで肩を痛めて振り出しに戻った。まだキャッチボールの延長だけど、3月中旬から後半には試合で投げられるようになりたい」とうれしそうに笑った。

 09年ドラフト2位で地元福岡大大濠からソフトバンクに入団。2軍戦で最速158キロをマークし、12、13年には1軍マウンドも経験した。

 この日のブルペンにはしわしわのビジターユニホームで登場。「1年間、ずっとバッグに入れていたんでこんなにしわになっているんですよ」。15年3月に左肩を手術し、その後はユニホームを着る機会もほとんどなくリハビリ生活が続いている。まずは支配下へ戻り4年ぶりの1軍登板を狙う。