広島の宮崎・日南キャンプ最終日の20日、3年目左腕塹江敦哉投手(19)が100球の投げ込みで締めくくった。石原慶幸捕手(37)を相手にブルペン入りした5投手の中で最後まで残り、投げ込んだ。

 1人残ったブルペン投球終盤は、緒方孝市監督(48)、畝龍実投手コーチ(52)、安仁屋宗八臨時コーチ(72)の3人が見つめる中での投球となった。「自分にとっては、そういったプレッシャーがある方がいい。前回の練習試合(18日オリックス戦)ではプレッシャーから力んで(腕の振りが)小さくなってしまった。そういった中でもしっかり投げ込まないといけない」。首脳陣が注目する中での投球に、充実感を口にした。

 開幕ローテ入りを奪い取るためにも、明後日22日から始まる沖縄2次キャンプでは結果が求められる。【広島担当 前原淳】