3月の第4回WBCで世界一奪還を目指す日本代表が22日、宮崎に集合した。

 さあ、侍モードだ。侍ジャパンの阪神藤浪晋太郎投手(22)も気合十分だ。一足先にチームの沖縄・宜野座キャンプを打ち上げ、宮崎に合流。出発前に金本監督から激励をうけた右腕は、「しっかりいい勉強をしてこいと言っていただいた。(合宿では)状態を上げるだけ。球威だったり、質だったり、変化球の調子を上げたい」と初舞台に目を輝かせた。

 最後まで調整に余念がなかった。キャンプ最後のこの日も、WBC球を使ったブルペン投球を実施した。捕手岡崎を相手に、打席には打者役を立たせて実戦をイメージ。カットボールやツーシームの曲がりを確認した。最後は「キャンプ締めです!」と宣言して、ラストの64球目を勢いよく投げ込んだ。

 WBCにはチームから手嶋トレーナーも同行する予定でバックアップ態勢も整っている。藤浪は「球団や付いてきてもらう手嶋さんにも感謝。まずはWBCを戦って、その上でしっかりとシーズンに入りたい」と意気込んだ。世界一奪回へ、どんな形でも貢献する意気込みだ。