巨人杉内俊哉投手(36)が604日ぶりに1軍戦のマウンドに立った。15年10月に右股関節手術を受けた左腕は同7月21日の阪神戦以来となる一戦。初回先頭の本多にはスライダーで空振り三振。塚田に安打は許したが、柳田を投ゴロ併殺打に打ち取り、上々の滑り出しを切った。

 だが2回1死一塁から江川に真ん中に甘く入ったスライダーを左翼席へ先制2ランを浴びた。4回には2死から死球を与え、再び江川に高めの直球を左中間に適時二塁打を食らい、続く長谷川勇に四球を許したところで降板した。3回2/3を4安打2奪三振3失点の内容だった。松坂世代の和田とはソフトバンク時代の11年の紅白戦以来となった対決だったが、和田に軍配が上がった。

 「スライダーとチェンジアップは普通に投げられましたが、真っすぐがいまいちでした。まだ右足に体重が乗り切らない感覚があるので、今後の課題です。点を取られてヒットも打たれていますが、段階を踏んできているので、1軍の戦力になれるようにしっかり練習を積んでいきたいです」と振り返った。