ウエスタン・リーグが開幕し、若虎が2年ぶりに白星スタートを切った。3-4で迎えた9回、2死一、二塁から4番陽川の中前適時打で同点に追いつくと、続く5番大山悠輔内野手(22=白鴎大)が三塁に強烈な内野ゴロ。ソフトバンク茶谷が打球を弾いて失策となり、二塁走者の森越が決勝のホームを踏んだ。

 掛布雅之2軍監督(61)は「最後、(陽川が)4番の仕事をしてくれると打線が楽。大山もそれなりに対応力はある。やっぱり大したものだね」と、9回の反撃を評価。5回に自らの失策で相手に得点を献上していた陽川は「自分のミスで逆転されていたので、回ってきたら何とか走者をかえそうと思っていた」と、胸をなで下ろした。