巨人宮国椋丞投手（２４）が３安打完封勝利で状態の良さをアピールした。１４０キロ台中盤の直球を軸に、テンポのいい投球で打ち取った。「投げたいボールも投げられたし投げたいところにも投げられた。前回は変化球が少し多めだったので、バリエーションを増やして真っすぐを軸にどこまで投げられるか試したかった。スタミナも大丈夫だと確かめられた。調子は維持できています」と納得の表情で振り返った。

　１軍先発陣の練習後に試合を観戦していた尾花投手コーチは「キレも良かった。ああいう投球をしていたら上（１軍）でも十分通用する。いいものを見せてくれました」と称賛。斎藤２軍監督も「宮国といえばスライダーというイメージを持たれていると思うけど、今日は真っすぐとシュート。今日みたいな投球ができればひじょうに面白い。自信になったと思いますよ」と笑顔で振り返った。