攻略のカギは右打者にあり! 阪神は今日18日から、敵地で中日との3連戦を戦う。相手先発はバルデスに続き、ジョーダン、大野と左腕3人が続くことが予想される。最下位中日3連倒へ、右打者の奮起に注目だ。

 中でも期待がかかるのは、開幕から打撃不調に苦しむ北條の復活だ。ここまで打率1割台と低迷。前日16日までの広島3連戦では、スタメンを新人糸原に譲る悔しさも味わった。だが、今カードは左投手が相手ということもあり、スタメン復帰する可能性は高い。新大阪駅から新幹線で名古屋へ乗り込んだ北條は「相手は関係ない。やることをやるだけ。もし出られたらチャンスだと思うんで、しっかり結果を残したい」と鼻息を荒くする。

 また、片岡打撃コーチも「(左)3人というのはなかなかない。(広島との)3試合は相手の兼ね合いもあったけど、頑張ってもらわないといけない選手。仕切り直してやって欲しい」と、背番号2に期待を込めた。好調な鳥谷、実績十分の福留、糸井ら左の主軸に、北條らの活躍がプラスされたとき、一気にセ界の頂点が見えてくるはずだ。

 もちろん、意気込むのは北條だけではない。同じく右打者の梅野が「8番の自分が打ってチャンスにつながることが多い。右打者がポイントになると思う」と話せば、原口も「左バッターは調子がいいので、打線でいけるようにがんばります」。打撃好調の上本に加え、代打にも成長著しい中谷や実績のある新井も控えており、サウスポー3連倒に挑む。【梶本長之】