日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が24日、都内で行われ、選手会がWBC出場選手の調整問題など、侍ジャパン選手へのヒアリングを行うことを明らかにした。

 WBC日本代表選手の中では、現在まで調子を取り戻せない選手や、日本ハム中田、ソフトバンク武田らけが人も出ている。

 今大会前にも、選手会側はWBCに出場した選手のシーズンに向けた調整のため、開幕を1週間程度遅らせることを求めたが、実現はしなかった。

 日本プロ野球選手会・森忠仁事務局長は「期間だけの問題なのかどうか選手に聞いて、どうやって対策をしたらいいか考えたい。(米国に)短期で行って、時差ぼけもある。実際に期間を取って、オープン戦などを日本に帰って来てからやりたいという考えもある。明後日から球団を回るので、選手から話を聞いて対応していきたい。(NPB側は)WBCもシーズンも大事と言うので、WBCもしっかりと戦って、各球団の主力ですから、しっかりとシーズンも戦ってもらいたい」と説明した。

 20年の東京五輪や、次回WBCに向けて、日本代表選手のコンディショニング問題など、今後もNPB側と議論を続けていく。