ロッテ田中英祐投手(25)が27日、ロッテ浦和球場でフリー打撃に登板した。

 プロ1年目の15年4月に1軍デビューしたが、打ち込まれ、登板2試合で2軍に降格した。その後はフォームを崩すなどして、一時は満足に投球ができない状態だった。

 地道な指導とトレーニングが実り、この日のフリー打撃を迎えた。打者を相手に投げるのは、昨秋のフェニックス・リーグ以来。寺嶋、脇本、宗接、菅原に計51球。直球とスライダーを投げ、約半分はストライク。ファウルや空振りを取る場面も目立った。

 「良かったです。久しぶりに野球をしているところを見せられました。まずは、(ストライク)ゾーンに強く投げようと。それが出来たので、スライダーも投げました。これを続けていければ、どこかで実戦も投げさせてもらえると思います」と、手応えを口にした。

 川越2軍投手コーチは「第1段階はクリアした」と評価。今後もフリー打撃を重ね、順調に状態が上向けば実戦復帰が見えてくる。