阪神の守護神を務めるラファエル・ドリス投手(29)が月間10セーブに達し、藤川、呉昇桓に並ぶ球団最多記録になった。

 3点リードの9回に登板。3者から落差の激しいフォークで空振り三振を奪う圧巻の投球だった。お立ち台では「とにかく各バッター集中して、しっかりと投げることだけ考えました。(記録に)実を言うと知らなかったけど、いつもチームに貢献したいという思いだけで一生懸命やっていましたので聞いたときびっくりしたけど、これからも頑張っていきたい」と声を張り上げた。9試合連続セーブで防御率0・73と安定感も抜群だ。金本監督が「本当に安心して見ていられる。コントロール、フォークがいい。おそらくセ・リーグで一番、安定しているクローザーだと思う」と話せば、香田投手コーチも「絶対な信頼がある。チームの顔ですね。ストライク先行でいっている。球の角度がいいから、打者に振らせる。見極めが難しいし、追い込んでからの、ストライクからボールになる変化球はすごく有効だね」と分析する。もちろん、10セーブはリーグ最多だ。【酒井俊作】