阪神ドラフト6位の福永春吾投手(22=四国IL・徳島)が明日6日の広島戦(甲子園)で1軍初登板初先発することになった。先発ローテの一角、青柳が出場登録を外れ、代役に横山とともに有力視されていたが、横山が腰痛を発症。2軍で好投を続ける185センチ右腕に白羽の矢が立った。

 この日は鳴尾浜でキャッチボールやノックなどで汗を流した。「ブルペンに入ったり、ネットピッチを続けたりして、登板以外の部分でもボールに多く触れてきました」。来る1軍デビュー戦に向け気合十分だ。

 2軍では先発で6試合に登板し、防御率2・32で3勝2敗。4月30日巨人戦では、力強い直球とスライダーで7回無失点と好投した。今日5日からの広島3連戦はメッセンジャー、福永、能見の順番。首位攻防の大舞台がデビュー戦となる新戦力が、憧れの甲子園で躍動する意気込みだ。

 ◆福永春吾(ふくなが・しゅんご)1994年(平6)5月14日、大阪生まれ。金光大阪からクラークへ転入。関西独立リーグ・06-四国IL・徳島を経て、16年ドラフト6位で阪神入り。ドラフトを経た四国ILからの阪神入団選手は初めて。185センチ、90キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸は680万円。