中日小笠原慎之介投手(19)が復帰登板を果たした。昨年11月に左肘の遊離軟骨除去手術を受けた15年ドラフト1位左腕は、順調に復帰過程を踏み、5日に今季初めて出場選手登録されていた。

 8回から3番手で登場。先頭打者に一塁ベースに当たる不運な内野安打は許したが、後続を抑えた。最速は147キロだった。

 「緊張し過ぎて、何も感じませんでした。持っている以上の力を出そうとするとこんがらがるので、しっかり今の力を出そうと。ヨーイドンで(初球に)ボールだったのが一番いけない」と冷静に反省した。

 次回は先発が濃厚。「先発するために戻ってきたので。1試合だけじゃなく、ローテを守れるようにしたい」と高い意識をのぞかせた。