中日大野雄大投手(28)が暫定的にリリーフに回ることが7日、決まった。森繁和監督(62)が本人の志願によるものと明かした。

 2年連続で開幕投手を務めた左腕だが、先発6試合で未勝利。6日の巨人戦(ナゴヤドーム)は6回途中3失点で3敗目。森監督はその試合後に2軍再調整を示唆していたが、その後に本人から「救援で投げたい」と要望があったという。「いろいろ考えすぎているから毎日ベンチ入りさせてほしいと。いくらでも投げさせてやると言ったよ」。期限はないがタイミングを見て先発に戻す予定。

 大野の救援登板は15年10月7日の広島戦が最後だが、これは山本昌の「引退試合」で、2人目の打者から実質の先発として登板し、6回まで投げた。それ以外では12年10月3日阪神戦で7回からの2イニングを投げたのが唯一。異例の措置をもって、開幕左腕の完全復活を待つ。