西武木村文紀外野手(28)に、待望の今季1号が出た。

 4回表1死の第2打席、オリックス2番手山崎福也の6球目直球をとらえ、左中間スタンドに運んだ。「本塁打になってくれてうれしい」とコメント。

 今季は新任の辻監督に抜てきされ、開幕から右翼手としてスタメンを張ってきたが、打率1割台と不振が続いていた。

 それでも我慢して起用する指揮官の期待に応え、5月に入ると打撃が向上。この日の本塁打を放った時点で、5月の打率は3割4分3厘と一気に調子を上げていた。公式戦の本塁打は15年6月27日の日本ハム戦以来、686日ぶり。久々の快感に、ベンチに戻っても笑顔だった。