阪神の打線改造が、いきなりハマった。この日は不振の糸井を今季初めて1番に置くオーダー。1回、先頭糸井が大竹の内角速球系に詰まりながらも中前に落とした。自己ワーストの28打席連続無安打中だったが、16日中日戦以来、29打席ぶりの安打で出塁した。

 これに応えたのが2番上本だ。低めシュートを完璧にとらえ、ライナーで左中間を破った。一塁から糸井が長駆生還する、先制の適時二塁打になった。上本は「追い込まれてしまいましたが、コンパクトにバットを出すことができました。先制することができてよかったです」と話した。