中日が大敗した。先発ジョーダンの乱調がすべてだった。5回を投げ、10失点、11安打とも来日2年目でワースト。2番手佐藤も勢いづいた相手打線を止められなかった。DeNAの13得点は今季のセ・リーグ最多だった。

 序盤に打線がもり立て、食らいついたが、助っ人左腕は応えられず背信を重ねた。打線が活発化していただけに、大量失点がもったいなかった。前回までの先発5試合はすべて2失点以下と安定感はバルデスと並んでチーム随一。それが突然の変調だから首脳陣も首をひねる。

 森監督は「そりゃあ、打線がせっかくいい調子で打ってきててもな。これだけ打たれたら野手もやる気なくなっちゃう。今までよくやってくれてかも分からんが、こういうことやっちゃうと信頼なくなるよな」と厳しい口調だった。

 現在の先発ローテ陣はバルデス、鈴木、ジョーダン、小笠原、又吉、吉見の6人。来週には大野が戻り、ドラフト1位の柳も近いうちに先発デビューする。ローテを再編して交流戦に臨む可能性が高まっている。【柏原誠】