プロ初先発となったソフトバンク松本裕樹投手(21)がプロ初勝利を目前で逃した。4回までに11点の大量援護をもらったが、4回1/3、6失点で降板。最大の武器であるはずの制球に苦しんで115球を要し、9安打、5四球と本来の力を発揮できず。勝利投手の権利までアウトあと2つのところで無念の降板となった。

 「球数が多く、四球が多かった。5回は最後まで投げたかった。マウンドが合わず、調整がきかなかった。硬くて掘れない、今までにないマウンドで、踏み出した足がしっかり踏ん張り切れなかった」

 それでも工藤監督は「(次も)いってもらうよ」と、来週の地元横浜での先発を明言。「(スピード)ガンは(数字が)出ていないが、詰まったり泳がせたりしていた。球持ちがいい。ストライクが取れればもっといい投球ができる」と、次回の登板に期待を寄せた。