中日岩瀬仁紀投手(42)が1026日ぶりに勝利投手となった。

 2-2の8回に2番手で登板。先頭雄平に死球も、バレンティンを遊ゴロ併殺。大松を左飛に仕留め、1イニング無失点。直後の勝ち越し劇につなげた。14年8月5日広島戦以来の白星に「コメントしづらっ!」と苦笑い。「同点で出ていっているので、1点が命取りになる。そういう場所で使ってもらっているので、結果を出していきたい」と表情を引き締めた。

 前回の勝ち星は、この日決勝打を放ち2日連続ヒーローとなった36歳藤井のサヨナラ弾によって得たもの。再び2人で勝利の立役者となったが、ベテラン左腕は「覚えてないよ!」と笑った。

 今季20試合目の登板。通算登板数は924試合となり、歴代2位金田正一に残り20と迫った。