セ・パ両リーグは17日、9、10月の「日本生命月間MVP賞」の受賞者を発表し、巨人菅野智之投手(28)がセ・リーグ投手としては93年の山本昌広(中日)以来24年ぶりとなる年間3度目の受賞を果たした。

 【セ・リーグ】

 ◆投手部門 巨人菅野智之投手(5度目) 4勝0敗、防御率0・47

 勝利数、防御率でリーグ1位の成績を残し、今季3度目の受賞。先発5試合で完封1試合を含む2試合で完投し、自責点はわずか1点。巨人投手の5度目の受賞は、斎藤雅樹氏と並び球団最多タイとなった。

 ◆打者部門 広島松山竜平外野手(初受賞) 打率4割8厘、5本塁打、23打点

 10年目で初受賞。20試合に4番として出場し、リーグトップの23打点をマークした。得点圏打率4割8分を記録し、連覇に大きく貢献した。

 【パ・リーグ】

 ◆投手部門 西武菊池雄星投手(初受賞) 3勝0敗、防御率0・29

 4試合に登板して1完封を含む3勝を挙げた。防御率はリーグトップ。8年目で初受賞になった。

 ◆打者部門 西武山川穂高内野手(2度目) 打率3割2分6厘、10本塁打、19打点

 8月に続き2カ月連続の受賞。全25試合に先発し、本塁打、得点(19)、塁打(68)、長打率(7割3分9厘)がリーグ1位だった。パ・リーグ打者部門の2カ月連続受賞は95年D・J(オリックス)、98年イチロー(オリックス)、15年柳田(ソフトバンク)に次いで4人目。