社会人野球のヤマハが12日、浜松市内で新加入4選手の発表会見を行った。

会見では、昨年まで3年間、プロ野球DeNAでプレーした網谷圭将内野手(21)が「自分はヤマハに拾ってもらった。都市対抗で優勝して、恩返ししたいです」と抱負を語った。

50メートル5秒7の俊足が持ち味の横浜国大出身・野沢洸内野手(22)は「国立大出でも、社会人でプレーできると証明したい」。中部学院大出身の高杯翼捕手(22)は「2年後のプロ入りが目標なので、1年目からレギュラーを目指します」と力を込めた。東北福祉大主将として、昨春の大学日本一を経験した古川澄也外野手(22)は「新人ですが、周りを引っ張れるよう頑張ります」と話した。

昨年のヤマハは、都市対抗、日本選手権ともに出場を逃した。室田信正監督(45)は「今年は何が何でも出場したい。そのためには選手たちの成長が不可欠です」と、若い力に期待を寄せた。【河合萌彦】