東浜巨投手(31)が19日、「真冬のひとりキャンプ」で逆襲を誓った。

拠点は2軍本拠地のタマスタ筑後。「3勤1休」ペースで、午前8時~午後4時半までみっちり行っている。施設周辺に宿舎を確保し、泊まり込みのトレーニングだ。この日も午前だけで約4時間半、リハビリ組と汗を流し「どれだけ自分と向き合えるか。自分に厳しく」と語気を強めた。

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毎年オフは米ロサンゼルスやハワイなど海外で自主トレを行ってきた。しかし近年はコロナ禍により断念。そこで生まれたのが筑後でのソロキャンプだった。娯楽施設もなく「だからいいんですよ。ここは環境もいい」。「朝と帰りの行き来だけで(時間が)ロスになる。それも考えて」。今オフは1分1秒も無駄にしないつもりだ。筋肉量だけで3キロ増えなど、成果も表れた。

最多勝に輝いた17年の16勝を最後にここ4年間は2桁勝利に届かず。9年目の今季も4勝4敗、防御率3・70と不本意に終わった。「悔しさもあり、自分に対して怒りもある。この年でそんなことを言っている自分にさえ腹が立つ。やらなきゃいけない」。年明けも筑後で自主トレを継続する予定だ。「6時くらいに起きてます。健康的でいいですよ。逃げ道をつくらないでやっていきたいです」。千賀と並ぶエース格の右腕が、復活へ燃えている。【只松憲】