阪神赤星憲広外野手(33)が9日、兵庫・西宮市内のホテルで会見を開き、現役引退を発表した。9月12日横浜戦で負傷した「中心性脊髄(せきずい)損傷」からの回復が難しく、100%のプレーができないと判断。事実上のドクターストップで、9年間のプロ野球人生に幕を閉じた。

 赤星は会見で「今度やったら不随になるかもしれないし、最悪命を落とすかもしれない。ファンの人に喜んでもらえるプレーができないなら、野球を続けるのは無理。引退する気持ちを固めました」と話した。

 01年にドラフト4位で入団した赤星は、1年目から5年連続で盗塁王に輝いた。しかし今季は故障もあって91試合の出場にとどまった。

 [2009年12月9日22時17分]ソーシャルブックマーク