<広島6-1横浜>◇22日◇マツダスタジアム

 横浜は、9回に1点を取って完封負けを逃れるのがやっとだった。攻撃陣は、1回から再三のチャンスに、あと1本が出ない。先発大家友和投手(34)が2回に3失点すると、反撃の空気は薄まり、対照的に広島をノリノリにさせた。7回に1点追加され、なお2死一、三塁の場面だ。一塁走者が二塁に走り、おとりになって、三塁走者が生還する「フォース・ボーク」を敢行された。捕手の三塁への悪送球(記録は失策)も出て、6点目を奪われた。春季キャンプで尾花監督が導入を目指し練習していたサインプレーを、決められてしまった。尾花高夫監督(53)は「1、2、3回とチャンスがあって、つぶすと、流れが変わるからね」と、ボヤいた。

 [2010年8月22日22時14分]ソーシャルブックマーク