<オリックス6-4ロッテ>◇26日◇京セラドーム大阪

 オリックス後藤光尊内野手(32)が劇的な16号サヨナラ2ランを放った。3点を先制しながら1度は逆転され、もつれ込んだ延長10回だった。無死二塁で打席に向かう前、岡田彰布監督(52)から「右打ちのサインも何もない。お前で決めろ」と耳打ちされた。「あれで思い切っていけた」と、ロッテ薮田の初球チェンジアップを迷わず振り抜き、右翼スタンド5階席まで運んだ。「打った瞬間、入ると思った。なかなか結果が出ない状態が続いていたが、最後に強い気持ちが出た」。主将としても仕事を果たし、胸を張っていた。

 [2010年9月26日18時6分]ソーシャルブックマーク