1日、阪神が敗れて中日のセ・リーグ4年ぶりの優勝が決まった。この日試合のなかった落合博満監督(56)が、ナゴヤドームで会見を行った。就任7年目で3度のペナント制覇となった。

 ―4年ぶりの栄冠。

 「相手の結果待ちで、どうすることもできなかった。残り試合が少なく、勝ち続けないといけなかった。阪神、巨人との負け数をどう縮めていくか、どうプレッシャーをかけていくかを考えていた。ある程度、思惑通りに事は進んだ」

 ―胴上げはなかった。

 「あした(2日)、ナゴヤドームに詰め掛けてくれるファンの前で、勝ち負けに関係なくする」

 ―終盤底力を見せた。

 「積み上げてきた練習量の差。ことしは暑い夏で、よそはへばってくるが(中日は)鍛え上げている。7年間チームづくりをした、その結果が9月にうまく出た。このスタイルはこれからも続けていかないと」

 ―本拠地で強かった。

 「強いて言えばうちに勝ち運があった。みんなが何年間も積み上げてきたご褒美なのかな」

 ―ポストシーズンへ。

 「まだ考えていない。考えるようなメンバーはそろっていない。どういうメンバーでプランを練り上げるのか、これからじっくり考える」

 [2010年10月1日22時58分]ソーシャルブックマーク