<オープン戦:楽天10-2西武>◇5日◇長崎

 打線がつながった完勝にも、星野仙一監督(64)は「あと1、2点。ダメ押しの機会があった」と自軍の手綱を締めることを忘れなかった。2、4回にビッグイニングを完成。だが3回無死二、三塁から後続が倒れた攻撃を指摘した。

 ただ安打に四球、盗塁を絡めて奪った2回の4得点には納得。「足にスランプはない、と一般的に言う。でも足にだってスランプはあるだろう。どんどん狙う姿勢が大切だ」とし、セーフティーバントで相手失策を誘い、三盗を決め犠飛で生還した9番聖沢を評価した。