<広島6-4阪神>◇26日◇マツダスタジアム

 打球の行方を見届けると、広島の広瀬純(32)は人さし指を突き上げた。勝ち越しとなる値千金の3ラン。「風だと思うけど、入るとは思わなかった」と喜んだ。

 苦しみながら試合をつくった前田健に代打が送られた。1点を追うその7回1死二塁、梵の三塁打で同点とし、続く東出は四球で一、三塁。迎えた広瀬は「とにかくマエケンに勝ちを付けたかった」と言う。外角高めを振り抜いてスタンドに運び、エースに勝利投手の権利をプレゼントした。

 広瀬は今季から3番を任されている。チームの勝利を最優先とし「打順に関係なく自分の色を出すだけ」と話すが、14打点は横浜のスレッジに次ぐリーグ2位だ。チームの連敗も2で止め、野村監督も「すごい一本が出ましたね」と喜んでいた。