巨人は23日、育成選手の福元淳史内野手(27)、山本和作内野手(24)と支配下選手契約を結んだことを発表した。2人は都内の球団事務所で契約後に会見した。背番号は福元が「58」山本は「91」。契約金1000万円、年俸440万円(金額は推定)。福元は「これまでは支配下登録が一番の目標でした。これからはチームに貢献できるようにしっかりと準備をしていきたいです」と話し、山本は「去年は1年ケガだったので、心が折れそうなこともありましたが、精神的に強くなったと思う。1軍で活躍したい」と、初々しく意気込みを話した。

 清武球団代表は「2軍コーチから圧倒的な支持があり、何としても(支配下選手に)上げてくれと。2人とも何か毎日しでかしそうな雰囲気があると、(2軍の)川相監督から言われました」と、昇格に至った経緯を明かした。今回の2人で育成からの昇格は10人目となり、同代表は「可能性の宝庫だから。10人というのは1つの節目ですが、通過点に過ぎないと思います」と話した。