<ヤクルト4-2阪神>◇11日◇神宮

 阪神の粘りは勝ちに結びつかなかった。4回に2点先行されたが、6回に新井貴浩内野手(34)の右翼線二塁打で1点。8回には22試合連続無失点だった左腕久古から鳥谷敬内野手(30)が右前にはじき返し、2-2と追いついた。直後に勝ち越しを許し、首位ヤクルトに3連敗。ゲーム差はまたたく間に7まで開いた。それでも新井貴は「まだ(対戦が)残っている」と、8試合ある直接対決に意欲を燃やし、鳥谷は「負けたからこうなった。とりあえずは甲子園に戻って、全部勝つつもりでやる」と気持ちを切らしていなかった。