巨人原辰徳監督(53)が9日、野球教室などに参加するために沖縄入りした。羽田空港で取材に応じ、前日8日に、FA問題で電話で話した村田修一内野手(30)と杉内俊哉投手(31)との会話について言及。また、WBCでともに戦った仲間でもある西武中島裕之内野手(29)からも電話があったことを明かした。

 まず、巨人入り表明の村田には「いい決断をしたな。長野、阿部、勇人と4人は、絶対にやってもらわないと困る主軸、枢軸だ」と伝えたという。「この4人にベテラン、中堅、若手、新外国人が絡んでくると…。イーアルサンスー、枢軸!」と、来季の主軸が楽しみな様子だった。村田の加入は大きいかと問われると「DeNAに中畑さんが監督になったくらい大きいよ!」と笑顔で話した。

 杉内には「ウチの話をよく聞いて下さい。私も含め、チームもジャイアンツファンも待っている」と訴えたという。電話では「最後にいい仕事をしました」と、杉内はソフトバンクの日本一を喜んでいたという。原監督は「最後ってことは…」。巨人入りの可能性が高いのではと、意味深に目を見開いた。

 また、ポスティング申請した中島からも8日朝に「決まりました。ヤンキースです」と電話があったという。同監督は「よかったな!

 でも、ヤンキースで、どこで出るんだ?」と、率直な疑問を伝えたと言う。