中日にテスト入団したメジャー44勝右腕、ホルヘ・ソーサ投手(34=メキシカンリーグ)が沖縄・北谷キャンプ第2クール4日目の17日、シート打撃に初登板した。松井佑、野本、荒木、大島、森野、ブランコ、ディアスと対戦。最速は146キロを計時し、ヒットは森野の中前打1本に抑えて2回で5三振を奪った。

 ソーサは「1対1の対戦で気持ちで向かっていけた。非常にいい感じで投げられた」と満足顔だ。15日のフリー打撃では左翼場外へ140メートル弾もカッ飛ばした。メジャー609本塁打のサミー・ソーサ氏の親戚と豪語する男は、投げても豪快だった。

 対戦して三ゴロだった荒木は「速いですね。打ちにくい印象」と説明。この日はセ・リーグ5球団のスカウトも顔をそろえライバル球団の新戦力をチェック。巨人村田スコアラーは「制球がいいし、走者を出しても崩れる気がしない。(先発ローテに)入る力は十分にあるし、短いイニングでも力を発揮しそう」と警戒を強めていた。