<ヤクルト2-4西武>◇10日◇神宮

 西武の牧田和久投手(27)が苦しみながら4勝目を挙げた。完投勝利目前の9回2死一塁から、打ち取った当たりが二塁打となる不運で追い付かれ、思わず天を仰ぐ。延長10回に中村の決勝2ランが出て、力投が報われた。

 「良かった。冷や冷やでした」と笑顔の27歳。右脚がつる症状に悩んでいたが、この日は最後まで力感を失わず「全然、大丈夫。直球が良かった」と納得の133球だった。