<ロッテ-日本ハム>◇1日◇QVCマリン

 日本ハム矢貫俊之投手(28)がプロ初セーブを挙げた。5-4と1点勝ち越した10回に7番手として登板。気迫あふれる投球でロッテ打線を3者凡退に退けて、延長にもつれた接戦にケリをつけた。最後の打者を打ち取った後は、ド派手なガッツポーズで喜びを表現。「今日は朝まで眠れないんじゃないかな」と、試合後も興奮冷めやらぬ様子だった。栗山英樹監督(51)も「(矢貫を)先発からリリーフにさせて、あいつの苦労をみんな知っている。そういう感動が前進する力になっている」と、総力戦を制したチームの雰囲気に手応えを感じていた。