<ソフトバンク7-0ロッテ>◇15日◇福岡ヤフードーム

 今季限りでの現役引退を表明したソフトバンク小久保裕紀内野手(40)は、代打でダメ押し点を演出した。8回1死走者なしで代打がコールされると、スタンディングオベーションで迎えられた。前日14日の会見を受けて、スタンドに「やめないで」の文字が躍る中、ロッテ中郷大樹投手(27)から中前打。これが7点目につながり「いい形で勝ちにつながり、僕には救いやね」と、ひと安心した。

 2回に先制2ランを放った柳田悠岐外野手(23)について「今日の本塁打を見ても、僕やノブヒコ(松中)の後、ここ(ソフトバンク)でクリーンアップを打てる存在になる。順調に伸びてほしい」と、将来の4番候補として活躍を期待していた。