ヨーロッパのセルビア共和国から高校野球代表チームが来日し、オリックス-楽天24回戦を観戦した。試合前にはオリックスの練習見学に招かれ、グラウンドでプロの迫力に触れた。投手をしているヨシップ・セケ君(17)は「こんな大きな球場に来たのは初めて。言葉が出てきません。(プロの練習は)すごい。感動しました」と目を輝かせた。一行は8日まで日本に滞在し、関西の高校と親善試合や合同練習を行う。

 サッカー、バスケットボール、テニスなどは世界トップクラスのセルビアだが、野球は競技人口が200人ほど。楽天星野仙一監督(65)は「まずは子どもたちにアメリカや日本の試合の映像を見せること。そうすれば、野球のルールも覚えるし、楽しさも分かる。技術を教えるのは、それからでいい」とアドバイスを送った。