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「ゆっくり旅行でも」一問一答/金本引退

娘からの花束贈呈で抱きつかれ笑顔を見せる金本(撮影・清水貴仁)
娘からの花束贈呈で抱きつかれ笑顔を見せる金本(撮影・清水貴仁)

 阪神金本知憲外野手(44)は9日、ジョークを交え、すがすがしい表情で現役に別れを告げた。

-最後の試合を終えて

 ホームラン打ちたかったんですけどね。残念でした。あとは最後だなというので、思いっきり盗塁もできたし。ホームランの替わりに盗塁で勘弁してください。

-引退を表明してからの1カ月は

 特に変化はなかったですね。周りがいろいろ心配してくれたり、応援してくれたり励ましてくれたりはしていただいたけど、ぼく自身は変化はなかったですね。

-今日最後のだったが、どんな心境で

 なかなか実感がわかなくて、今日の朝にテレビつけたら僕が今日最後だというテレビやっているし、たくさんの友人からメールいただいたりして、緊張気味に始まった1日でしたけど、最後は特に緊張もなくサラリといけたと思います。

-4番での出場

 懐かしかったですね。4月5月と1回4番に復帰しましたけど、それらしい活躍も出来ず、また5番6番に戻ったんですけど。やっぱりずっと4番をチームで長く打って来たので、懐かしい響きでした。

-最後の練習では新井と同じゲージだった

 最後のバッティング練習で、ラスト1本でケガして以来フリーバッティングで初めてセンターのバックスクリーン横にホームランを打って、これは出ないなと思ったら、本当に出ませんでしたね(笑い)でも打ちたかったです。

-最後力を出し切れたか

 出し切れなかったですね。チャンスで打てなくて、最後のだめな自分の姿が出てしまったなと思いました。

-7回はチャンスだった

 あと2打点で長嶋さんを越えるというのがあったので、最後なんだという感傷に浸る間もなく真剣勝負だったですね。真剣勝負できて、キャッチャーフライなりましたけど、あそこでキャッチャーフライだったから、ぼくは引退を決意したので納得しました。

-盗塁も決めた

 塁に出たらどうしても走りたいという思いを持ってましたので、新井には絶対打つなよと言ってありました。初球からいいスタートが切れて、広島時代のまだ元気いいときに盗塁していたころを思い出しました。

-二塁から果敢にホームを狙った

 あれは久慈コーチのミスですね(笑い)。スタートも悪かったし、久慈コーチは止めてくれないと。ぼくもしんどかったです。

-三浦との真剣勝負は

 インサイドも来たし、アウトコースいっぱいもついてきた。最後の最後まで彼はコントロールよかったですね。やられましたけど、三浦らしさでやられたので、楽しかったです。

-甲子園で思い出すことは

 甲子園が1番燃えたというか、盛り上がったのは、僕が日本シリーズでサヨナラホームランを打ったときだと思う。あのときは星野監督も狂ったように喜んでいたのを思い出しました。

-最終回には左翼スタンドが大歓声

 最後の守りだったのでありがとうという気持ちを表したくて帽子を取って手を挙げてあいさつしました。

-最後はウイニングボールを捕球

 現役最後にまさかのまさかで、笑いましたけど。藤井もレフトフライを打たせるような配球で、がんばったって言っていたので。そこまで気を使わせて申し訳ないなという思いです。

-ウイニングボールは

 グラブに入ったままなので、誰かに盗まれてなければあると思います。メッセンジャーが10勝なので渡そうと思ったら、あんたのボールだ、お前が持っとけという感じだった。10勝の記念のボールだったんですが、彼が必死にそう言ってくれるもんですから、ありがたくちょうだいいたします。

-笑いもあるスピーチ

 もちろん常にファンとか、まわりの方に支えられてここまで来たので、最初と最後は感謝の気持ちで締めたかったです。

-6度宙に舞った

 胴上げされたことないので、怖かったですね。ちゃんと確認して6回だぞと。6回目に手を引くなよとチームメートには注文つけました。

-スタンドには元チームメートなどもさまざまな人が駆けつけた

 ありがたいというか、現役というかユニホームを着ている人は足を遠くまで運びにくいと思うのですが、ありがたいですね。感謝したいです。

-清原も訪れた

 清原さんの引退のときに、ぼくも花束持って行ったので、そのお返しをしてくれたと思います。

-清原とはどんな言葉を

 清原さんは、お疲れお疲れ、ゆっくり休んでなと声をかけてくれました。ありがとうございます

-娘さんからの花束もあった

 ほんとあの…しかっておきます。

-父らしい顔だったように見えたが

 そうですか。ぼくはいつもどこでも優しい顔をしています。

-心残りがあるとすれば

 記者会見でも言ったように、もっと練習しとけばよかったなとかこういうやり方があったなという悔いもあるし、もう1回優勝したかった。甲子園で日本一の胴上げをしたくてそれが出来なかった。それは夢に見ていたので残念というか悔いです。

-思いは後輩に伝えた

 近いうちになんとか本当に。ファンが一番喜ぶ瞬間だと思うので、ファンに味わってもらいたいですね。

-将来の夢は

 これからは「ゆっくり」を基本に、ちょこちょこテレビ出演とかしながらゆっくりして。将来的な夢というのはピンと頭の中にはないですね。

-ファンはもう1度ユニホームを来てほしいと思っている

 どうですかね。ここは厳しいですよね本当。ここはみなさん(マスコミ)が厳しいので、なかなかそれに耐えられる精神力がないとここは厳しいと思いますね。

-球場にこれなかったファンに

 広島で11年間、タイガースで10年間。駄目なときもいいときも本当に常に応援してくれた。ぼくらは応援をサラリと流しているようで、実はすごく胸に響いているものなんですね。そういうファンの期待に応えようとしてがんばる選手もいると思うので、まずは応援してくれてありがとうと言いたいと思います。

<囲み取材で>

-最後に思い浮かんだ言葉はあったか

 言葉とかは無いですけど、笑えましたね。本当。まさかのまさかなんで。簡単な打球でよかったです。

-あいさつは1人で考えた

 もちろんもちろん。長かった? 短かった? 普通? はよ終われと思った? よく分からんから、必死でしゃべってるから。

-伝えたかったのは感謝

 ファンに対して夢をありがとうという言葉は、僕がいい夢見させてもらったので、それは思いますね。

-DeNAに厳しい言葉も出た

 厳しかった? オレは厳しいという気持ちはなくて、激励のつもりで。タイガースファンだけじゃなくて、野球ファン、野球全体のことを考えたときにDeNAが勝てばね、絶対盛り上がると思ったから。野球界のためにがんばって欲しかったから、そういう言い方になったんですけどね。別に何も悪気はないよそんな(おどけて)。そんなに聞こえた?

-前には三浦と言葉を交わした

 あれはバットを頼まれていたので。バットちょうだいと。真剣勝負をしようなというのは。でもセンター前ヒットのは打たせてくれたね。真っすぐばっかりで。

-明日は何を

 明日だけは何も予定入れてないですから。ゆっくり、何しようかね。本当に決めてない。来るなよお前、来そうやな(笑い)。

-ゆっくり旅行したいと言っていたが

 うん。東西南北どこへども行きたいね。さすがに北極はないか(笑い)

-国内外問わず

 もちろん

-今日一番ぐっと来た瞬間は

 来なかった。そんなに、特に。冷酷人間ですから(笑い)

-花束を左バッターボックスに置いたのは

 特に意味は無いけどどうせ置くなら左バッターボックスに置こうかなと思って。まあ、ありがとうという意味で。

-野球はずっと好きなものだったか

 最後3年間は嫌いになりかけてたね。きつくて思い通りにいかないし。嫌いになった時期もある。迷惑かけるぐらいならに出たくないとか、正直そう思ったことは何回もあります。

-3年間続けてきてよかったか

 微妙ですね。ちょっとあんまり惨めだったのでね、この3年間が。でも、みなさんはどのくらいのケガか分からないと思うけど、本当にグラウンドに立つことは絶対と言っていいほど不可能なケガだったので。それでもケガに立ち向かって行けたというのは、ファンにはアピールというか少しは希望とか与えることが出来たんじゃないかなとは思いますね。自分はやっぱり、本当につらかったですし、悔しいし、情けないというか。それでも、チャレンジできたっていうことだけはね。よかったんじゃないんかなとは思います。

-やっぱり辞められるんですか

 辞めるの辞めようか? じゃあ、会見開いてここで(笑い)。辞めますよ。

<記者団からも花束を贈呈され>

 うちもう花屋さんできるよ。花が似合わないでしょ(笑い)。

 [2012年10月10日6時20分]







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