<セCSファイナルステージ:巨人4-5中日>◇第3戦◇19日◇東京ドーム

 中日が延長10回の死闘を制し3連勝で、日本シリーズ進出に王手をかけた。試合後の高木監督は、4-4で迎えた延長10回に谷繁のスクイズ失敗でチャンスが潰れたかに見えたが、その後の堂上剛が勝ち越し適時打のシーンを振り返りながら話した。

 高木監督

 選手が伸び伸び、集中してやってくれて、昨日、一昨日と2つ勝ったんですよ。(今夜の延長10回スクイズ失敗は)最後、私が谷繁が打者のとき下手に動いたもんでね…。(次打者の堂上剛に)タケ、打ってくれ~とそれだけ祈っていた。よく打ってくれた。選手、ベンチ一丸となっている勝利。(スクイズ失敗は)あのまま終わっていたらどうしようかと思っていた。今日は(巨人は)爆発するよ、と言っていた。警戒していたホームランが出た。これが普通だ。(4-4の)同点になったときは、あとはどれだけ頑張れるか、選手を信頼しながら見守っているしかなかった。(スクイズ失敗の)ああいうプレーが起きて、頭から離れない。(いよいよ王手?)3つ勝つと欲が出てくる気もするけど…。選手の気持ちがノッていて、シーズンでもなかったような感じ。つながりはあるし、何とかこのまま残っている投手全員で(第4戦も)勝ちたい。勝ちにいく。