<オープン戦:DeNA8-7ソフトバンク>◇16日◇横浜

 DeNA後藤武敏内野手(32)が、逆転サヨナラ本塁打で試合を決めた。2点差に詰め寄った9回1死一、三塁から、ソフトバンク藤岡の甘く入ったスライダーを左中間席にたたき込む3ラン。「手応えはありました。ずっと自分の打撃が出来ていなかったので、これがきっかけになればと思う」と振り返った。

 この日もブランコに代わって6回から途中出場と、一塁のレギュラーを主砲と争う立場。厳しい競争ではあるが、「最初からあきらめていたら、僕自身が終わってしまう。僕には僕の出来ることがあるので、必死にやっていきたい」と力を込めた。

 試合後にはサヨナラ弾の余韻に浸ることなく、室内練習場で打ち込み。「やらなきゃいけないことがたくさんあるんで。ここでホッとしている暇はないです」と、表情を引き締めていた。