右肘痛で一時は開幕1軍も絶望視されていたオリックスのエース、金子千尋投手(29)が29日のロッテ戦(QVCマリンフィールド)で3年ぶり3度目の開幕投手を務めることが26日、分かった。球団関係者が既に本人に伝えられていることを明らかにした。

 金子はキャンプ中に痛みを訴えて2軍降格し、21日にシート打撃に初登板したばかり。昨季ノーヒットノーランを達成した西の開幕戦先発が有力視されていたが、オープン戦を含む実戦登板がない金子が異例の調整で大役を担うことになった。

 森脇監督はこの日、金子の開幕メンバー入りを明らかにしたが、起用法について明言を避けた。金子は京セラドーム大阪での全体練習の際に「1軍でもいけるのか」との問いに「次はそこだと思っている。上(首脳陣)に言われたところで投げる」と話した。

 平野恵、馬原は開幕1軍メンバーから外れた。