中日5年目の伊藤準規投手(22)が14日、名古屋市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、野球協約の減額制限いっぱいの25%ダウンとなる250万円減の750万円でサインした。

 昨季はCSファイナルステージ巨人戦で白星を挙げる活躍を見せたが、今季は春先に右肘痛を発症して2軍登板も0のまま終了。10月26日に右肘の骨棘(こっきょく)を除去する関節形成手術を受けた。

 伊藤は「今年1年間ケガで投げていませんので、その評価は分かっていたことです」と潔くコメント。落合博満GM(59)からは「しっかり治して投げられるようになれば大丈夫。他の人には投げられない武器のカーブを持っているんだから、それをいかしながらやっていけばいい」と激励されたという。

 現在はリハビリ中だが12月末にキャッチボールを再開。「先発の気持ちを強く持っていますが、必要とされるならどこでも投げたい。レベルアップしてずっと1軍で投げられるように頑張ります」と力を込めた。(金額は推定)