ヤクルトは20日、中日からFA宣言した中田賢一投手(31)と名古屋市内の中華料理店で初交渉を行った。球団からは新(あたらし)専務と角編成部次長が出席。「背番号17」と「先発起用」を提示した。

 約1時間40分の交渉後、新専務は「予想以上にしっかりした選手だと思った。うちは中田君1本で追ってきた。衣笠球団社長兼オーナー代行も、小川監督もぜひ電話したいということで、話をしていただいた。先発でやっていただきたい。あとは待つだけ」と話した。

 ちなみに。この日の初交渉でヤクルトが用意した中華ディナーの特別コースメニューは、以下の通り。<1>冬の前菜飾り盛り<2>ツバメの巣の澄ましスープ<3>蟹の玉子入りフカヒレの姿煮込み<4>本タラバ蟹の黄金焼き<5>十勝牛ヒレ肉と知床鶏の串焼き<6>オホーツク海の水餃子<7>野菜のおこわ(旭川士別産米)<8>本日のデザート(特製杏仁豆腐、エッグタルト)

 中田賢は「(ツバメの巣のスープについて)おいしかったです。人生で食べたことがなかった。フカヒレみたいでした」と笑顔を見せた。計8品、約1万2000円の特別ディナーコースで、中田賢の心も、ぐらりときた!?