野球の関西独立リーグに所属する全3球団の脱退が12日までに確実となり、同リーグは事実上消滅することになった。

 兵庫と06ブルズは既に脱退届を提出しており、紀州もこの日、和歌山市内で開いた記者会見で11月に他の2球団に脱退の方針を伝えていたと発表した。関係者によると兵庫、06ブルズと紀州のリーグ運営をめぐる対立が原因という。今後は兵庫が06ブルズに新球団を加えた3球団による新リーグ設立を目指し、紀州は社会人チームでの活動を目指していくとした。

 関西独立リーグは国内3番目のプロ野球独立リーグとして2009年に発足した。球団が頻繁に入れ替わるなど不安定な運営が続いていた。