ヤクルト衣笠剛球団社長兼オーナー代行は4日、都内の球団事務所で会見を行い、米国で妻への監禁と暴行の疑いで逮捕され、保釈中のウラディミール・バレンティン外野手(29)が起訴されるか、不起訴になるかの結論は先送りになったことを明らかにした。

 会見冒頭の説明は以下の通り。

 「日本時間昨日の夜9時から、アメリカのフロリダ州で公開ヒアリングが行われました。開始の冒頭に当たって、検察の方から裁判官に対して、バレンティン選手を起訴するかどうかについて、検察内部ではっきりとした考えが固まっていない。ついては公開ヒアリングを延期してほしい、という申し出がございました。アメリカの時間で2月11日の午前9時過ぎからから再度行うと、裁判官がそれを受けて、日にちが決定しました。ですから昨日のヒアリングについては、ものの十数分で終了したことになります。内容的には今言いましたように、検察側の方針が決まっていないということですので、それ以上でもそれ以下でもない。我々としましては、できれば奥さまが告訴しないで、検察も起訴しないで、無罪が確定すればと願っていたんですけど、結果としては延期となりました」。

 -今後について

 「以前から申し上げていますように、無罪が確定すれば事なきを得て終了ということになりますが、もし起訴された場合については、バレンティン選手は無実を主張していきたいということはっきり言ってますので、弁護士と一緒になって、無実を裁判所で争うことになります」。

 渡米については、5月に行われる離婚調停では出廷する必要があるものの、今回の事件では必要ないという。